敗戦と貧乏

後輩は言う

真実、沖縄から基地をなくしたいのならば
鳩山氏を大切にすべきだった
県外移設を明言していた、ある意味で理想主義的な首相を辞任に追い込んだのは
沖縄から基地をなくしたいと「真剣に」考えている人にとっては
失望である

沖縄に基地があるのは
過去に戦争に負けたからであり
現在、日本が貧乏だからである

戦力はあるけれど相対的に弱く
経済力もない日本が
アメリカに占領されるのと
中国に占領されるのと
どちらがいいかと言われれば
前者がまだましであるよう気がするが
どうだろう

ーー
沖縄から基地をなくしたいと真剣に戦略的に考えたら
ストレートに単純に「沖縄に基地はいらない」と動員による「集会」を開くだけでは有効ではないと
気がつくのではないか

政党として目立ちたいのは御自由だが
結果として沖縄を犠牲にしているではないか

ーー
そのように言われてみると
確かに
何が大切かが問われている

「実際に実現する」のと「実現したいことを言い続ける」のと
どちらが大事なのか

「実現したいことを言い続ければ実現する」と本当に思っているのか

この何十年かで実現したのは村山政権下での自衛隊合憲容認と
その後の解党と現在の少数党勢とだけのような気がする
あの頃の人は今どうしているのか

ーー
マルクスの教えは
下部構造が上部構造を規定する
である

下部構造から変えようと言っているように思うのだが
読み違いだろうか