韓国映画「スキャンダル」愛に近い人遠い人

9月20日2005年
韓国映画「スキャンダル」

愛に近い人と遠い人がいる。

愛に近い人は自分を捧げてしまう。
傷つく。しかも、深く。無防備だと人に言われるくらい、傷つきやすい。
それでもまた、捧げてしまう。

愛に遠い人は自分を守る。
ひたすら守る。そのような人生で何が面白いのか分からないが守っている。傷つかないように守る。
つまらないと承知しているが、守り続ける。

そのように一応分けるとして、
ひたすら自分を守っていた人が、
何かの拍子に一番悪い人に捧げてしまう。

それが男と女の不思議なところだ。
何かの拍子にとしか言いようもない。

韓国映画「スキャンダル」の一場面である。

行動類型の違いは、つまりは性格の違いということになり、
その背景に価値判断の違いがあるということになる。
判断や感情の背後にある「背景的・自動的・認知」の問題である。

そしてそのような「背景的・自動的・認知」の発生は、
遺伝的背景と生育歴をたどることで理解される。

たとえば25年かけて、ドンファンは形成されるわけで、
2,3年で考えを変えることは、ありそうにない。
特に数回の面接では難しい。しかし診断はできそうである。