花は時とともに失われてしまう。ターシャ・テューダーの庭も冬を迎えると雪に覆われる。いったんはすべてが枯れ果てる。しかしだからこそ春の喜びがある。
わたしはドライフラワーを試みた時期がある。そのころのものをいまも飾っている。薔薇はきれいなドライフラワーになった。生花の時の色が四種類でも、自然乾燥のドライフラワーにすると三種類になったりもした。色素の種類を考えるヒントになった。
撮りためた薔薇の写真がある。週に一度新しい薔薇を机に飾った時期があり、それを写真に撮った。多分一年分くらいになる。
薔薇が水を吸ってくれるかどうかは偶然のようだ。お店ではよく分からないらしい。水切りをしたり茎を焼いたり、いろいろやった。薬品も使った。濡れた新聞紙で包む方法も試した。結局、二日ほど様子をみて水を吸い上げないようだったらドライフラワー用に切り替えることにした。
シリカゲルの中に花を埋め込んで電子レンジで乾燥させる方法がある。まだ試していない。プリザーブドフラワーも興味がある。
鉢植えではシクラメンがとても元気だ。いまも紅と白が咲いている。また、春のチューリップは容易に咲く。色を混ぜたくて人工交配している。ラベンダーは年によっていい年と悪い年がある。去年はうまくいかない年だった。今年の冬は寒くて、これまで連年でうまく咲いていた蘭が一鉢枯れてしまったように思われる。
盆栽用の松を育て始めたところ、若葉がとてもかわいかった。特有の形をしている。そのあとはうまく育たず、早々に諦めた。
知人は薔薇を育てるにあたって、庭の土を焼くのだという。徹底的に殺菌するためらしいがはっきりしない。
庭があったら、温室も作りたいものだと思う。
Last updated Mar 2, 2006 02:00:58 AM