医療ポイント制 [編集]
ゲゼルの考えでは
貨幣を時間とともに価値が減少するものとして、
流通させることで価値が生まれる性格のものにしようとしている
現在の日本の医療制度は
補助割合が高く
受診は自分が決めれば原則いつでもできる制度になっている
医療を受ける権利として考えれば、使う人にはメリットがあるれど、
使わない人には使わなかったご褒美がない。
このような制度だと
麻生太郎氏のいうように
健康に心がけている人たちが何となく損をしているような気持ちになる。
健康を心がけている人が健康でいられる上に実際に得もする制度があればいい。
(しかし考えてみれば、健康でいられるならそれだけでずいぶんいいことで、
たまに病気になって医者に行かないと自分だけ損をするからたまに病気になろうという考えは
やはりあり得ないと思うが。
健康自体が一番のご褒美だろうと思う。)
自動車の保険でも無事故でいればそのことで掛け金が安くなる。
医療保険に関してはゲゼルの思想の逆を行えばいいのではないかと思う、とさっき風呂で思った。
医療保険に加入すると、個人は7割給付の権利を得るとともに、
一年分の医療ポイントを給付される。
それは本人しか使えない。
窓口での三割負担の分の充当に使える。
このポイントを使わないで次年度に持ち越せば、利息が付く。
だから、医者にかからないで健康でいた人は、
いざというとき入院したとしても、かなりの部分をこの医療ポイントで支払うことができる。
節制が悪くていつも医者にかかっているような人は
ポイントがなくなり、足りなくなった分は自分のお金で三割負担を出さないといけない。
長い年月が経つと、
ポイントは利息を生んでいるから、節制してきた人は、自己負担がなくて安心して医療を受けられる。
ポイントを家族や他人に融通するといろいろなモラルハザードが考えられるので、
あくまでも自分のポイントは自分だけが使うことができる。譲渡はできない。
換金はできない。
相続はしてもいい。
どれだけの利息を付けるかについては、
銀行並みの利息だとポイントは不要で現金でもいいことになる。
だから現金よりもかなりいい利息にする。
人は誰でも最後には病院に何かの形でいつもお世話になるのだから、
自分のポイントをずっとためておくことは必ず役に立つ。
相続できれば人生最後のプレゼントにもなる。
こうすれば、医者にかからないでいることは、現金の節約になるだけではなくて、
ポイントの節約になり、生涯にわたるポイント財産の形成ができる。
そのためには食事に気をつけて、運動も適切に取り入れ、規則正しい生活を心がける。
これでいけば
・必要でないときは医者に行かないインセンティブが発生する
・必要なときには今よりも安く通院できる
・生活習慣病などについては医療以外の場所での生活指導に切り替える。テレビで充分である。ダイエット関係でこれだけ影響力があるのだから、食事指導、運動指導、規則正しい生活、これらをしっかりテレビで指導してもらう。