
2012-04


こころの辞典3801-3911
3801人間は一皮めくるとなんてグロテスクなのだろう。人の心というものはグロテスクでピカソの絵そのままだ。以前はピカソの絵はことさらなグロテスクさとわたしには映った。いまはそうではない。この世界のグロテスクさを写し取ったもの、グロテスクさの...

こころの辞典3701-3800
3701少子→家族内の対人関係が少なくなる。固定化しやすい。状況が変われば、それまで見たことがなかったような子供の言動が見られることもある。(レパートリーが少ないということだろう。)少子化→親の期待の集中対策は、質のよい対人関係を増やす、親...

こころの辞典3601-3700
3601フランクル不本意な状況の中でも、なお主体的に生きることができる。たとえば渡辺公子。困っているが、その体験を逆に活用することはできないだろうか?苦しみの体験を意味あるものにすることができそうなのに。デイケアの図。病状軽快の方向と、生活...

こころの辞典3501-3575
3501少年少女とテレビ・テレビは世界のどぎつい事件ばかりを集めている。人間が五感で生きている世界とは随分違う。しかしテレビの中の世界が「本当の世界」と思ってしまう。・テレビは人間の全体ではなく一部だけを伝えている。虚像であることを認識して...

こころの辞典3401-3477
3401生育歴に現在の障害の原因を求める方向。やはりもっと真剣に考えていいだろうと思う。わたしは病気主義に傾きすぎの傾向がある。 3402女性の社会進出は何をもたらすだろうか。進化の仕組みとして、優秀な、適応度の高い精子を選び出し、次の世代...

こころの辞典3301-3397
3301病気未満の人のために、読むこころの薬。3302親切……親を切る。なぜ親切というのだろう。3303人間失格。過敏で、しかし、人間関係の常識を共有できない人。現代においてますます増えている。2×8タイプである。3304人の気持ちが分から...

こころの辞典3201-3300
3201初診後、診断・治療の計画を呈示する。どんなメニューがあるか、説明する。お勧めはどれで、希望に従って、どれを選択できるか、呈示する。こちらは毎日の仕事であるが、患者はシステムも何も分からないのだ。まずそのあたりから説明が必要である。 ...

こころの辞典3101-3200
3101人間が生きるとは大変なことだ。病棟で。食べることが不自由。排泄が不自由。それでも生きている。大変なことだ。一方ではいじめられて死を選ぶ人がいたりもする。いまの自分の生きている時間感覚からいうと、人生は短すぎる。痴呆患者の様子は他人事...

こころの辞典3061-3100
51閉所恐怖claustrophobiaたとえばエレベーター、しかも窓のないエレベーターを恐怖する。窓があればどうして安心できるのかを尋ねると、発作が起こったときに助けを呼べるからだと言う。しかしそれならインターホンがついているではないかと...