わたしの愛はどこをさまよう

わたしの愛はどこをさまよう。

わたしの愛は港を見つけられず さまようことになった
形の上からはわたしがはっきりと別れを言った形になった
年上のわたしの役割だと思ったのである
もちろん、嫌いになったわけではないのだった
あなたに欠点などない
わたしにふさわしくない点などひとつもない
ただ あなたの苦しみが見えてつらかったからだった
愛がなくなったわけではない たださまようだけだ

わたしに愛する人がいて、
その人のことが嫌いになるなどとはあり得ないことだ
ただ私たちは真空の中に生きているのでもない
短いながら歴史を背負って生きている
そのような中ではどうしても仕方のないこともある
行き止まりの悲しさをつづるしかないこともある

臆病かもしれない
突進すればいいのかもしれない
しかしそれは人の性格だ
わたしにはできないことだ
それは本当にはその人のことが好きではないのだと
言われるならそれでもいい
それがわたしの生きる流儀だからだ

そのときどきで大切な愛はあった
そして今も これは大切な愛であり
わたしには宝石だ
わたしには生きる意味なのだ
しかし それは 行き止まりになった

あなたは彼と幸せになる
それだけがわたしの願いだ

Last updated Apr 14, 2006 01:57:18 PM